障害者のアメリカ長期滞在ログ Vol.1 ~海外生活何が楽しいの?~
みなさんは海外に留学したい、海外で働いてみたいと思ったことはありませんか?おそらく誰しもが一度は考えたことがあるのではと思います。語学留学やワーキングホリデーなど、今はいろんなチャンスがあって海外に長期滞在する人はどんどん増えてきています。
しかしながら「障害者」が海外で長期生活をするとなると、障害のない人と比べて心配や不安はさらに多いのではないでしょうか?ただでさえ行ったことのない場所、別な言語を話す場所ということで不安がいっぱいなのに、さらに障害のことを考えると、なかなか一歩を踏み出せない障害者は多いのではないでしょうか。
私は1歳の頃から視覚障害があり、弱視です。そんな私は2018年4月からアメリカボストンにて1年間のインターンシップ生活をスタートさせました。本記事では私が海外で生活していて何が楽しいのかについて書いていきます。障害がある人で海外に行ってみたいなと思っている方、障害のある子どものいる親御さんにとってお役に立てればと思っています。
私のお気に入り、ケングリッジ公立図書館です!
自分らしく自分のしたいようになれる!
私が最も実感している海外生活のいいところは、自分のしたいようにやりたいようにいられるということです。
例えば、私は通勤で駅に向かう途中、割と大きめな声で鼻歌歌ってます。笑。あ、日本にいたころはそんなこと絶対しませんよ!変な人だと思われるから!笑
しかしボストンではします。なぜなら自分より変な人たくさんいるから!笑。ヘッドフォンつけて大声で歌ってたり、よくわかんない何か叫んでたり、誰かと大声で電話してたりなどなど。笑。鼻歌なんて可愛いもんです。笑
あとは周囲の目を気にせず簡単に髪の毛を染められます。笑。日本だとだいたいみんな黒なので、ブロンドにしようものなら目立ってしょうがありませんね。笑。
でもこっちでは大丈夫!なぜならブロンドは多数派だからです1私もこっちきて勢いで染めちゃいましたブロンドに!笑。きっと10年後くらいにこんな時期もあったなぁ恥ずかしいなぁなんていうんだろうなぁ。
こんなふうに「自分らしく」いられるところはボストンにいて楽しいところだと思います!
周りの目が気にならない!
これは私が実感したことというよりはむしろ、友人がよく話してくれたことです。私の友達でボストンに半年間住んでいた車椅子ユーザーの人が何人かいますが、彼らがよく話してくれたことが、「周りの目が全然気にならない」ということでした。
私はそもそも他人が自分を見てるかどうかは障害の特性上わかりませんし、それ以上に私はぱっと見障害者ってわからないので(良くも悪くも)、周りの人は僕に「特別な注意」を向けません。
しかし車椅子に乗っている人は違います。見てすぐ「障害者」と周りから認識されます。彼らが日本で生活しているときは、例えば電車に乗っているときなど、ジロジロ見られたり、周りに気を使ったりなど、快くない思いをしたことがあったようです。
しかしボストンは日本とは全然違うんだとか!周りの人はは車椅子に乗ってても全然気にしないんだとか!前述したように、日本では「変わった人」と思われる人はこっちにはたくさんいるので、全然気にならないのかな?
あとは純粋に車椅子に乗っている人が「ごく稀な人」ではないからでもあるのでしょう。ボストンにいると本当に多くの車椅子ユーザーに出会います。道で会うのはもちろんですが、一回ナイトクラブで会ったときは本当びっくりしました!笑。
周りの目が気にならないっていうのはすごくいいことですよね!
いかがでしたか?この他にも海外にいるからこその楽しみはたくさんあります。ボストンだと、ハーバードやマサチューセッツ工科大といった、世界最高峰の大学に通っている人と友達になれるとか、英語が上達できるとか、たくさんパーティあるとか、ブロンド美女に会えるとか!笑
ぜひ障害者の将来の選択肢として、「海外」も考えてみてください。別な記事では今後、障害者の海外進出にはどんなリソースがあるのか、僕はどうやって海外でインターンをするチャンスを得たのかについて書いていきますね!