障害者のアメリカ長期滞在ログ ~障害者はどんなチャンスがある?~
皆さんは障害者が海外に長期滞在するための選択肢をどれだけご存知でしょうか?近年語学留学やワーキングホリデイなど、より多くの人が海外で長期滞在をする機会が増えて来ました。しかし障害者が海外に進出する数は圧倒的に少ないことが現実です。
僕は2018年4月からボストンのNPO法人でインターンシップを始めました。僕は1歳の頃から視覚障害があり、弱視です。
本記事では僕が現在参加している事業も含めて、二つの障害者対象の海外派遣プログラムをご紹介いたします!海外に行きたいと思っている障害者や障害のある子どものいる親御さんにとって、良い記事になればと思っています!
ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業
これは現在まさに僕が参加しているプログラムです!地域社会のリーダーとして貢献したいと願う障がいのある若者に海外で実地経験をしてもらうというものです。このプログラムには個人研修、スタディ・イン・アメリカ研修、グループ研修の3つがあります。(年度によって異なるかも。)今回は私が参加している個人研修についてのみ、詳しく説明いたします。
個人研修では、選抜された研修生が最長1年間自分のテーマに沿った研修国、研修機関で、最長1年間を得ながら研修を行うというものです!
一言でいうと、自分の好きなことを好きな場所で、好きなように!って感じですかね?笑。
非常に自由度の高いプログラムです。その代わり?というか、海外研修のためのすべての手続きを全て自分で行うことが求められます。研修機関探しやビザ申請、住居決定に至るまで、全部自分でやる必要があります。特に研修機関探しは、いきなり興味のある機関にメールしても返事が帰ってこないことが多いので、知り合いのツテをたどってなんとか見つけなきゃいけないこともあり、結構大変でした。笑
毎月一定額の生活費が支給され、その中から住宅費や食費、人によっては介助費など全てをまかなうことになります。選ぶ研修地域によって物価や家賃も異なるのに対し、支給される生活費は一定なので、そういうことも考慮して研修地域を選ぶことにもなります。
やりたいことが非常に明確な人、自分で計画を組み立て実行する行動力のある人にオススメのプログラムです!
TOMODACHI障がい当事者リーダー育成米国研修
TOMODACHI 障がい当事者リーダー育成米国研修 | TOMODACHI
マサチューセッツ州ボストンで行われる次世代を担うリーダーを育成する5ヶ月間の短期集中プログラムです!研修生は数多くの障害関連団体への訪問、それぞれの関心のあるテーマに沿った団体でのインターンシップ、英語研修、そして毎週行われるグループヴィジョンスーパーセミナープログラムに参加します。
研修ではコーディネーターがつき、障害の特性にあったホームステイ探しや介護サービス、現地での携帯電話や福祉タクシーといった、あらゆる面をサポートしてくれます。
このプログラムでは「リーダーシップ」や「障害」に非常にフォーカスしていて、過去に参加した多くの障害のある研修生が「人生の価値観が大きく変わった」と話していました!徹底的に「障害者としての自分とは?」、「障害コミュニティのリーダーとは?」ということを突き詰めるプログラムなので、得られる学びは非常に大きいと思います!
いかがでしょうか?この2つのプログラムはそれぞれ違う特性があり、もちろんどっちが自分にあっているかというのは人それぞれだと思います!ぜひ皆さんには障害があっても海外で亜mなベルチャンスがあるということを知っていただければと思います!長文をお読みいただき、ありがとうございました!